田口淳之介は「心」でKAT-TUNからいなくなってしまった

11/24 ベストアーティスト。

田口くんの「来年春にKAT-TUNを脱退し、ジャニーズ事務所を退所します」という言葉を聞いても、脳みそは理解してくれなくて。

震える声で、目を潤ませながら亀梨くんが話し始めたとき、やっとKAT-TUNがデビューしてから3人目の脱退者を生み、それが田口淳之介くんであることを、受け止めた。

号泣したし、今日まで(実はまだ)立ち直れていない。彼氏と別れたのの一億倍凹んでいるのに、周りが「私には無害だからな〜(笑)」「そういうもん!?笑」などと大して本気で受け止めてくれなかったせいで自分でもびっくりするほど傷つき人間不信になる。さらに空元気もできないので「どうしたの?」と聞かれる。そして「田口淳之介の脱退のせい」と言って「え、そんなことで?」って言われるのが怖くて人と話すのが怖くなった。

 

私重すぎだろ!!!!!!!

 

自分でもなんでこんな凹んでるんだろうって面白く・・・なれない。まだなれない! 

そして、たくさんのジャニヲタさんたちがブログやtwitterなどで様々な感情を吐露されているのを見て、私自身が「なぜここまで落ち込んでいるのか」気づけたので、ここに文章として残しておきたい。

 

①自分の人生の半分KAT-TUNがすきだったから。

私は永遠の新規と揶揄された「ごく出」のhyphenである。

現在21歳の私が10年前から好き、ということは人生の半分KAT-TUNが好きという恐ろしい事実にぶち当たった。

一応、2005年以降ほとんどのツアーに参加している。回数は多くないけれど。

とはいえ、正直、ここ1〜2年は熱量がだいぶ下がっていたことは否めない。

現在私は岩橋玄樹くんの担当であり、上田竜也くんの担当は2年前に降りた。

それでも、これだけ落ち込んだ。

学校が嫌いな私がなんとか順調に中学高校大学まで進学できたはKAT-TUNのおかげだ。

どんなに嫌なことがあっても、なんとか前を向いてこれた。

10年もの間私を支えてくれたKAT-TUNは、(おこがましい言い方だが)私の一部だったのだ。

 

②田口くんは「心」で脱退を決めてしまったから

もちろん、これから何らかの「外的要因によりKAT-TUN脱退を選択せざるを得なかった」ことがわかるかもしれない。

けれど、他のメンバーが納得できていないことなどから、「田口さんの意志さえ翻せたなら、KAT-TUNは四人のままだった」と思う

 

赤西仁くんも「心」で脱退を決めた、と言えるのかもしれない。でも、私は外的要因が多いと思っている。

彼は2005年にあった熱愛報道でこっぴどく干されてから様子が変わった。仕事をする人間として不誠実になってしまった。それまでは、彼なりに誠実であろうとしていた(ように思う)。そしてどんどんメンバー内でも孤立していった。

繊細で優しいひとだった。恵まれた容姿、神から授けられたとさえ思う歌の才能、ダンスだって上手かった。でも、ジャニーズアイドルをやるには繊細過ぎたと思う。中学の頃区選抜に選ばれるほどサッカーが上手く、バレンタインデーには100個のチョコレートを貰うようなモテモテリア充って感じなのに、いじめられてサッカー部を退部してしまった。なんとなくこのエピソードって整合性が取れなくて、印象深かった。

他にも色々と要因(亀のほうが事務所に押されてたことも多分にあるだろう)はあると思うけれど、あんなに素敵な人なのに、いつも自己肯定感が低かった気がする。

そんな人にする仕打ちとして、熱愛ごときで死ぬほど干すというのはなかなかひどかった。亀梨くんが、小泉今日子と熱愛報道されても干されなかったのに。変わっていく彼を見るのも辛かった。

 超まとめてしまうと赤西仁くんの脱退は「事務所の(亀梨贔屓の)せい」と私は捉えていた。

 

田中聖くんは、女性関係やタトゥー、副業など契約違反を重ねた結果である。もちろん、彼は事務所に警告された段階で契約違反をやめるという選択もあっただろう。でも、「どうせ首にはならない」とタカを括っていたのかな、と思う。彼は「自主退所」ではなく、解雇処分になっている。「KAT-TUNを辞めたこと」に対しては受動的であった。

 

要は、私の中で先に脱退した二人は「(ある程度)外的要因により、辞めざるを得なかった」と思っている。少なくとも、思えるだけの背景があった。

 

 

でも田口くんは違う。

傍目から見ても、4人になったKAT-TUNは(歌唱力は落ちたと思うけれど)非常に安定感があった。 聖くんの脱退まで非常に歪な不安定なグループだった状況からかなり変わり、「まあ、(先の二人の脱退は)安定する形になるために仕方なかったのかな」とさえ思えた。

その矢先に、田口くんは100%自分の意思で辞めた。

ずっと交際している恋人に辞めて結婚するよう、促されたのかもしれないけれど。事務所に「別れないとKAT-TUN10周年を事務所として祝うことはできない」と言われたのかもしれないけれど。

それでも、あの晴れ晴れとした表情を見ると、「この人はKAT-TUNをやめる事に後悔していないんだ」と。「自分で、前向きな気持ちで、選び取った結果なんだ」と思った。

 それが、何よりも辛かった。

残される側の気持ちを、ファンの痛みを、わかった上で。それでも辞めるのだと。

自分の意思で。

 

③初めて「KAT-TUNが解散するかも」と思ったから

ベストアーティストの「Dead or Alive」。

あんな痛々しく弱々しいパフォーマンスをするKAT-TUNを初めてみた。

先の二人の脱退直後は、すぐに安定したパフォーマンスとKAT-TUNとしての活動が供給されていた。

しかし、今回は残された3人のメンバーは不安げで、先行きが見えないことが強く伝わってしまった。

つーこ女史とファミクラに亀梨くんが現れた*1あとでも、不安がかなり大きい。

集客、3人でやれるパフォーマンスに見える限界…

さらに、田口淳之介という非常に「信頼」していた人が脱退し、退所までしてしまうという事実はKAT-TUNへの信用を失わせるに足る出来事だった。(あくまで私の信用です)また、誰が抜けると言いだしてもおかしくない。私にとって今でも特別なアイドルである上田竜也だって。

でも、最大の不安は

またメンバーがいなくなった時、彼らはこんなに辛い思いをしなければいけないのか

その姿を見なければいけないのか

ということだ。

残されたメンバーの辛さはファンの比ではない。

仲間も仕事も信頼も失い、ただただ謝り続けなければならない。

そんなの当たり前なのに、一ファン(しかも超ライト)の私ですら耐えがたくなっている。

KAT-TUNのメンバーにとって「グループ活動」自体向いていないのなら

解散することもいいのではないかとすら思う。

もう謝る3人を見たくない私のエゴだけど。

残された3人の船出が素晴らしいものになることを願っているのも私なのに、彼らを信用できなくなっているのも私なのだ。

 

 

 

私自身は、しばらくKAT-TUNから距離を置きたい。

でも、それでも、残された3人の幸せを、田口淳之介の幸せを祈って。

またKAT-TUNを素直に応援できる日が来ることを願っている。

(個人的には春ツアー行きたいのでそこまでには気持ちをあげていきたいです)