仙台人が嵐の復興支援コンサート行ってきました。

ARASHI BLAST in Miyagi(http://arashiblast2015.com/miyagi/)に行ってきました。

 

私は宮城県仙台市出身です。

そしてジャニーズのコンサートによく行く人です(嵐は初めて)。

でも、そうじゃない人にも…

むしろ「嵐が宮城に来て迷惑」って思ってる人にこそ読んで欲しいなと思って書きます。長文お許しください(緩く飛ばし飛ばし読んでね)。

 

まず、今回嵐が宮城でコンサートをやったのは村井宮城県知事の招致によるものです。目的は復興支援。そのため、宮城県は全力でバックアップ(JR東北本線を26便増発などなど)してました。まあ、それくらいやってしかるべしですね。

 

経済効果93億円。総動員数 5万2千人×4(公演)=20万8千人。

 

これは並大抵の数字じゃありません。そして、仙台(利府)はその人数を支えられる街では残念ながらありませんので、多くの問題も発生しました。

(実は、宮城県仙台市は仲が悪く、どうしても仙台市内に今回のライブ会場を作りたくないと考えた宮城県が、仙台のすぐ隣・利府町に作ったため交通の便が驚くほど悪い…という県事情もあります。他県の方本当にごめんなさい)

多くのメディアで既出なのでご存知の方も多いと思いますが、BLAST in Miyagiの影響でホテル(仙台市内はもちろん、隣県山形のホテルも)はすべて埋まり、学会や様々なイベントが日程調整を迫られる等…本当に「大事」。

当日。仙台駅は本当に大変なことになってました。

嵐のライブTシャツを着てる人で溢れ、お土産やさんはだいたい並んでる。

広告も、日立のでっかい広告が5つ。ビールの広告もJRホームにありました。本当に、仙台がこんなお祭り騒ぎになったことなんて21年で一度もない。やべえ。いい例えが思いつかないくらいやべえ。

 

私は利府駅に向かい、そこからシャトルバスに乗車しました。普通の宮城交通のバスです。

シャトルバスの運転手のおっちゃんが、あと10分で会場に着くというタイミングで突如話し始めます。

「あと半分くらいで着きますから頑張ってくださ~い」

客「(話し始めた…!?)はーい」

「先週ミスチルのシャトルバスはここから1時間かかったんですけど」

客「ええ!?!?」

「嵐は宮城県警が信号コントロールしてるんで大丈夫ですよ~~~HAHAHA~~~」

嵐恐ろしや。おっちゃんは「嵐によろしくね!」と言っていました。素敵だった…

 

そして会場に着くと、「復興応援市場」と称して多くの出店が。牛タンから南三陸のホタテ、初耳の閖上たこやきなどなど!本当にお祭りって感じ。グッズは友人に任せていましたが、3時間かけて購入してました…ありがとう友人Y…ちなみにあおば餃子のラス1を食べました。おいしい。

 

やっと会場に入りました。ここまで長かったね。1051語かけて漸く着席。ちなみに席は2F最前列でした。譲ってくれたKさんありがとう。そしてライブ開始。すげかった。すんごかったよ嵐。詳細なレポはできないけどね、仙台西高、学院榴ケ岡高校、多賀城高校合唱部と一緒に感謝カンゲキ雨嵐歌ったり、すずめ踊り(宮城の伝統芸能)踊ったり、こう「宮城県のこと考えて作ってくれたライブ」っていう感じがすっごくあって…。軽率に5回ぐらい涙ぐんで…。

 

最後の挨拶で、櫻井翔くんが

「もう、あんな悲しい思いはさせたくないから…」

って言ってて、本当に泣きました。ぐずぐず泣きました。

(あと、松潤が「月と星が綺麗だから、ライト消して」って言ってライト消したんだけど星全然見えなくて本当に面白かった…客席全体が「見えねーよ」って空気で包まれてて本当にわろ…)

 

本当に、宮城に来てくれてありがとう、嵐!

また来てください、今度は、blastじゃなくてコンサートツアーの一環で。

そして被災地も甘えてちゃだめだ。頑張ろう!私も改めて、どうやったら故郷の復興にコミットできるのか考えさせられた。

四年半前のことは忘れないし、忘れられないけれど、改めて。

 

私が今回、このコンサートに行こうと思ったのには理由があります。

嵐が復興支援で宮城に来ているのに、行かないってなんかやだ!っていうすごく漠然とした理由なのですけど…

あと、一部新聞で「嵐狂想曲」とまで称されたこのお祭り騒ぎに当事者として参加してみたいという気持ちがありました。

実際、行ってみて本当に良かったし、私自身震災から目を背けちゃいけない!と思えた。明日からまたがんばろう。